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小栗旬さんと西島秀俊さんが主役を演じるCRISIS(クライシス)、第4話まで見てわかったことは、結局、この脚本家は使い古されたステレオタイプなイメージをかっこいいと思っているという点ですね。例えば、今回で言うと、殺し屋が公務員だったり古本屋だったりするところ。

古臭いアメコミみたいな発想

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普段は虫も殺さないようなキャラ。それでいて、人を殺すとなると目が爛々(らんらん)と輝くみたいな。まあ、要するにそういう古臭いアメコミみたいな発想なんでしょうね。今時、ラノベだって殺し屋が公務員とか古本屋なんてないですけどね。そういう観点で見ると、第4話の最後、教授が爆殺された後のシーンも理解できます。

殺し屋2人が缶ビール開けて、教授爆殺成功を喜ぶシーンですが、ただ喜ぶのではなく、「おいおいビールがこぼれちまうぜ」みたいなひとクッションがあるわけです。まともに爆殺成功を「わあい」と喜ぶと幼稚に見えてしまう。そこで、こぼれるビールという別の要素を持ってきて、爆殺を相対化するのです。

「人生にはいろいろある。俺たちには、この瞬間のビールも、爆殺の成功もどっちも大事なんだ」みたいなことを言いたいのでしょう。ある種のカジュアル感を持ち込んで、シリアスなイベントを日常の一コマみたいに扱う。まあ、そういうのがかっこいいと思える人には合っているドラマなのでしょう。

特捜班が水道屋を装っているのもそう。バー40866のカウンターで稲見(小栗旬)が女性を口説くのもそう。第4話では、電話の着信を待つ女性。ずっと待っていて、マスターは「彼氏と別れるかどうかの瀬戸際なのでしょう」と稲見に言います。なんだ、そのバカ男の妄想は。コミケの当落通知待ちかもしれないだろうが。

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特命係長只野仁 だったら・・・

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だいたい、どうして彼氏からの電話を待つ女があんな寂れたバーにいるんですかね。深海魚のキンメダイが防波堤のそばで口をパクパクしているってくらい不自然な設定ですよ。ともかく、女性のスマホに着信があり、女性はカウンターに頭を垂れるのです。バカ男の妄想で言えば「別れよう」と一言あったって感じですかね。

マスターは「わかりやすい」と小さく笑い「あの娘、ゼッタイにいい娘ですよ」と稲見にささやきます。ゲスいですね。そこで、稲見は女の横に移り話しかけます。「今日の昼間、聞いたばかりなんだけど・・・」ーこれ、デブやブサイクだったら「はぁ?」って殴られるパターン。

さすがに小栗旬なので、女性は顔を上げて稲見の顔を見ます。すると、稲見は「過去の自分と決別するためにはそばにどんな人がいるかが大事なんだって・・・そばにいてあげるから、とりあえず泣いちゃいなよ」ーくさいですね。つまり、自分がキミの過去と決別させてあげるって言いたいんでしょうね。

特命係長只野仁 だったら、この後、ホテルの外観ショットで女性が「ああん!」と喘ぐ声が響くわけですが、特捜班Crisis はそういう潔さもありません。女性は再びカウンターに突っ伏して泣き出すのです。まあ、こんなのかっこいいと思う人がいるんですかねえ。その感覚古すぎるんだなあ。

ちなみに第4話は、ロケット関係の教授が北朝鮮っぽい国と通じていて、日本の公安との二重スパイぽかったんだけど、結局、日本を裏切ったため見殺しにされてしまうお話でした。北朝鮮のミサイルが話題になっている今、タイムリーなテーマだったのですけどねえ。田丸(西島秀俊)がおにぎりを買いに行ったがために、教授は爆殺されてしまいました。「お笑いかよ、コントかよ」って結末。⇒「CRISIS」の見逃し動画を観るなら「FOD(フジテレビオンデマンド)」

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